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[Vol.44] 2007.07.02

仕事のプロになるための成功法則99

お願い口調でも命令は命令(命令@)

 部下に対する上司の指示命令の出し方は、大きく2つのパターンに分かれます。

 1つはやさしい言い方です。「山本君、港商事にこれを納品してくれませんか」「下條さん、もう一度直し、お願いします」「これをやっておいて欲しいんだけど」こうしたソフトな言い方の指示命令を“お願い命令”と呼びましょう。

 もう一つはズバリ命令型で言う言い方です。「井上君、報告がない、報告しなさい」「いいな、絶対に8時までに仕上げろよ」「何やっているんだ、もたもたするな、早く行け!」こうした厳しい冷たい言い方の指示命令を“高圧的命令”と呼びましょう。

 あなたの上司はどちらのタイプでしょうか。われわれの経験からの実感では、90%がお願い命令で10%が高圧的命令です。圧倒的にソフト口調が多いことになります。

 軍隊やダムの建設現場などではこれが逆になり高圧的命令が90%になります。ということは高圧的な命令は戦争のような緊急の場合や危険が伴う仕事の場合に多く使われ、一般の会社の中では上司が怒っている時や危険がさし迫っている時以外は滅多に使われないと考えてよいでしょう。
 
 なぜ、会社ではお願い命令が一般的なのでしょうか。それは部下をいたずらに萎縮させたり圧迫したりしないで、気持ちよく仕事をしてもらいたいからです。

 お願い命令には欠点があります。やさしく仕事を頼まれた部下は文字通りお願いをされたような気分になります。「いいですよ。やってあげます」などという態度を取りがちです。やってもやらなくてもいい、それを決めるのは部下自身であるかのような錯覚をします。忙しければ断っても許されると誤解します。実際に「えっ、今忙しいんですが」と上司の命令を断る人も出てきます。もし上司が「そうか、仕方ない。じゃ誰か他の人にやってもらおう」などと出した命令を安易に引っ込めるならば、部下は上司の命令を軽視し、上司をなめるようになります。

 お願い命令であれ、高圧的命令であれ、仕事を命じた上司には責任があります。部下が仕事を失敗させたとしても、会社は部下には小さな実行責任しか負わせることはできません。「申し訳ありませんでした」と謝らせることくらいしかできないのです。一方、上司に対しては会社は厳しい叱責を加えます。評価を大きく下げます。降給、降格といった厳罰に処することもあります。このように命令が実行されなかったり、実行しても成果が芳しくない場合は、上司がその責任のほとんどを負うことになるのです。

 言い方がやさしかろうときつかろうと、命令は命令です。命令に従うのがビジネス社会の掟です。たとえ、やさしいお願いの形の命令でも、あなたは軽く見てはいけません。上司の命令には納得できなくても従いましょう。「いやだなあ」と思ってもいやな顔をしないで「はいっ」と返事をして受けましょう。

(感想)
 命令=仕事の発生。仕事にいち早く取り掛かるために、「はいっ」と返事をするように心がけています。そして、終了のけじめをつけるために報告をします。毎日の命令報告の繰り返しが仕事をするということだと思っています。

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