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[Vol.25] 2006.09.16

仕事のプロになるための成功法則99

社長の考えを理解し、協調せよ

 女性社員にお客様からワインが送られてきました。包みを開けてみんなが騒いでいます。それを見て社長が「お礼の電話をしたか」と聞きました。女性社員は「いいえ。飲んで味をみてその後でします」と答えました。社長は「お礼は早いほうがいい。今すぐしなさい」と言って出かけていきました。

 戻ってくると社長は「お礼の電話をしたか」と聞きました。女性社員は「はい、しました」と答えました。社長はその通りやったかどうか必ず確認します。ワインは飲んでみてその感想を添えたほうが心のこもったお礼になり、お客様もそのほうが喜ぶ。もしこう反論すれば社長が大きい声で「すぐしなさい!」と怒鳴るのが目に見えている。それがわかっているので社長の言うとおりにしたのです。社員はうんざりしていますが、社長は細かいことを繰り返し言います。

「悪い報告をまっ先にせよ」
「報告書は簡潔に1枚で。2枚以上の報告書は私は読まない」
「言葉を言いながらお辞儀をするな。"おはようございます"と言い終わってから頭を下げよ」
「机の上は何もない状態に片付けてから帰れ」
「履物は脱いだら手で出船形に揃えろ」
「いいと思ったことは直ちに実行しろ。悪いと思ったことはすぐやめろ」

 もう社員の耳にはタコが出来ています。
 では社長はなぜ細かいことをしつこく繰り返し社員に言うのでしょうか。
 会社は1つの意思にまとまった時に力を発揮します。集団が結束するには全員が同じ価値観を持つことが必要です。「意思統一」を図らねばならない。社長はこう考えて社内報や文書で自分の考えを述べ、会議で話し、朝礼で説き、要点を壁に貼り出して意思統一に努めます。しかしそれでも意思統一への道は遠い。

 そこで社長は小さいことでも気がつくたびにその場で教え、注意し、叱ることによって自分の考えを浸透させようとします。
 あなたは違う価値観を持っています。それが仕事に表れます。その価値観が間違っているわけではありませんが、この会社の社員としては社長のやり方に従ってくれなくては・・・。社長は社員一人ひとりの一つひとつの行為を直すことによって意思統一を図ろうとしているのです。
 あなたの心にある会社に対する不満、社長に対する不満は、あなたが社長のこの気持ちを理解していないところから生じています。

 社長の考えを理解しましょう。その考えを行動に移していきましょう。社長からいちいち細かいことを言われない社員になりましょう。社長が期待している通りに仕事をする社員になりましょう。

(感想)
 小言・説教と聞くとあまり良いイメージはありませんが、社長の小言・説教には会社を一つにまとめる為の社長の意思が含まれています。この社長の意思を理解するためにも、社長の一言ひとことを胸に刻んで仕事に励みたいと思います。

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